ハタタテダイとムレハタタテダイは別の種類だとは思えないくらい見た目が似ています。
大きな群れを作るのがムレハタタテダイなので、海の中では群れているかどうかで見分けられることもありますが、水族館で見分けるのはとても難しいです。
しかし、ハタタテダイとムレハタタテダイとでは微妙に模様が違っていたり、口の形が違っていたりするところから見分けることができます。


この2枚の写真のうちどちらがハタタテダイでしょうか?
ムレハタタテダイは尾びれの下にある白色と黒色の境界線が尻びれの頂点部分にかかります。
ハタタテダイは境界線が尻びれの頂点より少し上の部分にかかります。
また、口元の形にも違いがあります。
ハタタテダイは口がすぼんだような形をしていますが、ムレハタタテダイは口の下の部分がぷっくりとでています。
気持ち顔がふっくらしているのがムレハタタテダイです。
これらの特徴に注目してみると、2枚の写真のうち上左がハタタテダイ、下右がムレハタタテダイであることがわかります。
見分け方については新江ノ島水族館の解説がとてもわかりやすいです。
では、次の写真のうちムレハタタテダイはどちらでしょうか?
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